面陳ポン!

本屋横丁のホニョ子が表紙についてのみ語る部室

HOME Author:面陳のホニョ子さん
書店に出没するという座敷童の一種で、勝手に売れ筋でもない本を面陳して去っていく謎の存在。彼女が訪れる書店は今後も生き残れる可能性が高いので、邪険にしてはいけない。追い払おうとしたり、店員が面陳された本を見つけて舌打ちした店は、1年以内に閉店になっているという説もある。 Twitter(@fuliefool:波野發作)のまとめもついでにやってあげてる。

honyoko

Author:honyoko
書影がすべての世知辛い世の中で

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09 | 2006/10 | 11
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2006年10月の記事

【松本映画祭】ファイナル

松本映画祭最終日は
「さよなら、、クロ」
「日本の黒い夏~冤罪~」
の豪華2本立て。会場は松本市が誇る伊東豊雄作まつもと市民☆芸術館。

さよならクロっつーのは高校に住み着いた野良犬を狂言回しにして昭和の学生の淡い恋物語を描いた青春巨編である。
前に劇場で見たので今回はパス。つか上映に間に合わなかったよ。

2本目はいわゆる「松本サリン事件」の冤罪っつーか誤認逮捕寸前みたいなあのひどい話を題材にしたモロドキュメンタリー。つーかフィクションの要素がまるで無いんじゃないか?
見たのはこっちだけ。

映画としてはかなり地味な部類。中井貴一とか石橋蓮司とか寺尾聰とヵキャストはやたら豪華だけどね。
昔見た同和教育啓蒙映画と似た雰囲気だったな。
事件の概要についてはいまさら語るまでも無い。かのオウムが土地関係の裁判で不利だったので腹いせに判事を殺そうとして、裁判所の官舎に向けて丸ごとサリンを噴霧したメチャクチャな事件である。どこの世界に住宅街で自家製の戦闘用殺人ガスを撒くアホがいるのか。
冤罪を作り上げた当時の松本警察署やマスゴミ各方面の肩を持つつもりは全くないが、当時の日本人の常識の範囲ではまったく想像もつかないぐらいデタラメな事件であったことは間違いない。

映画は地元高校生が冤罪事件として松本サリン事件の報道にかかわったSBC社員に当時の事情を聞いて回想シーンを綴るというベタな設定である。まあそのなんつーかいい意味でベタである。というかこの監督はこういう作風なんである。まあそのいろいろ批判もあるだろうが、王道がゆえにベタなんである。つまりまずベタありきであるのである。まあその、とりあえず俺が言えることは映画としてはベタであるということである。

映画の内容としては、松本サリン事件という稀有な凶悪大量殺人事件が、どのように行われ、どう報道され、冤罪がなぜ生まれ、誰がどのような運命となったかが、俯瞰的に丁寧に描かれている。実にわかりやすい。また映画としてベタなので、作為的なものが感じられなくて、ドキュメンタリーとしては非常に良いつくりであると言える。

ただ問題があるとすれば、劇中のカーチェイスのシーン。被害者である神戸氏(仮名)が警察に騙されて任意の事情聴取に連れて行かれる場面なのだが、地元を知っている目で見ると順路がてんでデタラメである。城の周りを3周ほどして、全く警察署とは違う方向に向かい、あちこち行ったり来たりしながら、最後は突然警察署に到着した。
知らん人間にとっては別にたいした問題ではないのだが、知ってる人間にとって見ればそれは興ざめである。別にどんな順でも問題ないシーンだったので出来れば道順のとおりに構成して欲しかったと思う。

さて、というわけで今週は思いっきり映画三昧で過ごしてみた。
たまにはこういうのも悪くない。
来年も開催されるといいな。
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大将堂

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