面陳ポン!

本屋横丁のホニョ子が表紙についてのみ語る部室

HOME Author:面陳のホニョ子さん
書店に出没するという座敷童の一種で、勝手に売れ筋でもない本を面陳して去っていく謎の存在。彼女が訪れる書店は今後も生き残れる可能性が高いので、邪険にしてはいけない。追い払おうとしたり、店員が面陳された本を見つけて舌打ちした店は、1年以内に閉店になっているという説もある。 Twitter(@fuliefool:波野發作)のまとめもついでにやってあげてる。

honyoko

Author:honyoko
書影がすべての世知辛い世の中で

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06 | 2017/07 | 08
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糸井重里の残像

家族解散 家族解散
糸井 重里 (1989/10)
新潮社
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バブル時代に書かれたバブル文学を象徴するようなバブル作品である。
バブル時代はいろんな職業の人たちが作家を名乗りバブリーな作品群を無造作に世に放り出したのであるが、これもまあだいたいその一つな感じである。

バブル文学的視点で見るとバブル文学者である高橋源一郎が解説でバブル的に絶賛しているように、非常にバブル的である。

設定はするが使わない。話は広げるが締めない。伏線は張るが使わない。言外の内容が全体の8割を占める、など読者にもバブルな感覚を強く要求するバブル作品である。

面白いか面白くないか、で言えばバブリーに面白い。

でも今は無理だ。活字離れした現代のゆとり時代人には難解すぎてダメだろう。その後どうなったのか、登場人物はなぜそうしたのか。ヒマラヤ不動産とはなんなのか。そんで不動産屋はどうなったの?長女の妊娠は?次女のエロ本は?文彦の愛人は?

話は何も解決されないまま、読者に解決能力を要求して終わっていく。

いや、終わったのではない。始めさせられたのだ。

バブル時代から90年代の頃は、家族とはいずれ解散するものだったのだ。

今は最初から解散してるけどねー。
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